“砂漠のマンハッタン” 嵐のあと。

先日、世界遺産である「砂漠のマンハッタン」を襲った暴風雨をご存知でしょうか。

「砂漠のマンハッタン」2007年の暴風雨前の写真

 

 

「砂漠のマンハッタン」はイエメン・シバームにある街。
猛烈な砂嵐が吹き荒れるアラビア半島の砂漠の中に、
地上30メートル、8階建てにもなる高層住宅が500棟近くもひしめき合うシバームになっている
不思議な都市です。 

 

シバームはあらゆる攻撃に対処する要塞都市として築かれました。
街に城壁を巡らし、建物の1階に窓は作らず、4階には隣家とつながる隠し扉があるなど、
敵の攻撃に備えた忍者館のような建築物。
資材はなんと泥とわらだけだそうです。

 


数百年に渡って受け継がれている建築手法と、
街に隠された数々の秘密も、今回の暴風雨で見るも無残に結果に。

 

 

 

 

暴風雨は二日に渡り街を襲い、激しい洪水や土砂が発生したそうです。
具体的な被害数は出ていませんでしたが、きっと多すぎる負傷者、死者、貧困を招いたのでしょう。 

 

 

 

この記事を読んで、マレーシアのスマトラ島沖で発生した大地震を思い出しました。
4年ほど前だったでしょうか。
村上龍さんが編集長を務めるJMMのメルマガでスマトラ島沖大地震体験者の海外エッセイが紹介されたのですが、本当に手に汗をかくような実体験が語られていました。
運よく高いところに逃げた夫婦が見た悲惨な光景や体験談。
客観的にニュースを読んでいるだけでは伝わらない、残酷で無残で、震え上がるような記事でした。

 

 

 

家の中に逃げ込んだことにより死んでしまった例が多かった、
というお話が忘れられません。
こういう状況で室内に逃げ込むと水の渦が発生してしまい、
なかなか抜け出せないんだそうです。
渦巻く家具や電化製品で何度も体中をぶつけ
大量出血で死亡する。
静まった後の血なまぐさい室内を想像するだけで、ぞっとします。

 

 

 

イエメンの暴風雨も、ニュースや記事では伝えきれない
多くの悲劇が起こっているのでしょうね。
現時点でこれに関連する日本の記事・ニュースはあまり出ていません。(あってもちょぴっと)
詳しくはboston.com をご覧下さいまし。

 

 

 

2007年度のアガ・カーン建築賞を受賞した、イエメン・シバーム(Shibam)の「 旧市街再生計画」の復興プロジェクト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>